Studio Oneで始めよう 7回目 音楽CD(CD-DA)の作成 [Studio One]
Studio Oneで始めよう 7回目 音楽CD(CD-DA)の作成
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PreSonus Studio One 2 Professionalの新機能として機能が大幅に強化された音楽CD(ミュージックCD:CD-DA:Compact Disc Digital Audio)とDDPイメージの作成があります。
以前のマスターCDをプレス工場に渡す方式から、よりデーターとして確実なDDP形式のファイル受け渡しによる音楽CDプレスが、多くのプレス屋さんで対応してもらえるようになりました。
ですが、自主制作やライブ会場での販売などでいわゆる“お手製”ということになるとその限りでもなく、多く知られているWAV形式+Cueファイル形式でのデーターからCD-Rメディアへ必要枚数だけライティング(書き込み)して音楽CDを作るという手法もあります。もちろん出来栄えはプレスCDとCD-Rでは盤のデーター面の色は全然違うし、ラベル面も家庭用プリンターで印刷したりでその質感の差は出てしまいますが、
気合いの人力、プライスレス。
です。
それに、自主制作ならではの“手作り感、がんばってます感”はアマチュア、インディーズならではの楽しみです。
ただし、CD-Rでの最大のプレスCDとの違いとしてディスクに記録されている物理的焼き具合いの確実性があります。
これだけはどうしようもないですが、CD-DAの規格さえ厳しく守っていれば昨今の安売り家電のCDプレイヤーでも、CD-Rの薄い焼き具合にも対応できるものがほとんどですので音はしっかりと鳴ってくれます。
一番最初に、守らなくてはいけないのが、
このくらいです。で、念頭においておきたいのが、
です。
Red Bookという規格書の中にこの音楽CD(ミュージックCD)についてその規格が定められています。が、私自身もCDは専門業者に任せるものとやってきましたので読んだ事はありません。
気になる方はWikiのCD-DAの項目(Wiki(日本語): http://ja.wikipedia.org/wiki/CD-DA)くらいは目を通しておくと良いと思います。
かなり端折っていますが、大体そんなもので後は“それが出来るソフトに任せる”のが一番です。
ちなみにPreSonusサイトには、
Red Book CD burning Producer:× Professional:○
と、はっきりと書かれていますので、本記事はStudio One 2 Professionalを使用しての操作となります。
重複しますが、一番大事なのは音楽CDの規格に合わせて音楽CDを作る事です。
1.準備する
まずは、空のフォルダを作り、44.1kHz リニアPCM 16bit 2.0chステレオで作成した楽曲ファイルをそこに用意します。今回は3曲用意しました。

事前に、特にどのソフトが良いということはありませんが0dbを超えない事は厳守ですので、0dbを超えていないことを計算できる機能を持ったソフト2種+楽曲製作(マスタリング)ソフトの計3つのソフトで確認しています。
一つはフリーソフトですが株式会社コードリウム(日本語:http://coderium.com/)のSoundEngine Free(日本語:http://soundengine.jp/software/soundengine/)というソフトで[解析タブ]→[最大音量]の項目で計測しています。
“音楽CDの再生周波数は20Hz~20KHz”というのは“その帯域を再生する事を目的とした規格だよ”ということで規格自体は44.1kHzですので好きなように表現しましょう。
そんなマスタリング済みの確定音源ファイルを準備します。
2.PreSonus Studio One 2でプロジェクトを作る
Studio Oneではファイルメニューに“新規ソング”と“新規プロジェクト”があります。
“ソング”は楽曲製作~ミックス~マスタリングといつも使うのですが、“プロジェクト”で音楽CDを作成します。
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そうするとこんな感じで新規プロジェクトのウィンドウが立ち上がります。

3.ファイルを並べる
ウィンドウの右下の[ファイル]ボタンをクリックすると先ほど用意したフォルダの中身を表示できますので、楽曲ファイルをドラッグ&ドロップで曲順に並べます。

そうすると、操作し易いように2段になって表示されます。
上部右側のスペアナやレベルメーターは、[オクターブ][第3オクターブ][FET]、[PkRMS][K-20][K-14]と表示形式を変更できます。

すでにマスタリング済みですのでここでエフェクトを使用するということは無いのですが、一応、ここでもエフェクトプラグインの挿入が可能になっています。
このプロジェクト形式でマスタリングする方もおられるので、そのためにソング形式で出来ることはトラック関連以外は一通り同じ事ができるようになっています。
4.前後のフェードを書く
全くの隙間無しで曲を開始することも可能ですが、曲間の無音部分は1秒程度というのが一般的ですので、1曲目の頭以外の、頭と最後の部分の無音部分を0.5秒程度にします。

そして、曲と曲の間の音楽CDならではのGAPという無音部分を設定します。ここも通常は2秒というのが一般的ですが、それが規格というわけでは無く、ライブアルバムやノンストップ系などでは、リズムに合わせて前述の曲の頭と最後とこのGAPを調整して連続して曲がつながるようにもできます。
5.曲名の修正
曲リストの右のボタンをクリックすると詳細が色々と書き込めるのですが、それが音楽CDに反映されるわけでもありませんのでファイル名がそのままリストになっている曲名だけ修正します。6.一度はリアルタイムで流す
音源そのものの音の修正はすることは無いのですが、確認のために通して再生します。クリップすれば赤いクリップサインが出ますので、スピーカーから音を流さなくても良いので食事するなり風呂に入るなりで全再生をしてみます。この段階で事前の[Studio One 2でのマスタリング時][書き出したファイルを違う2種類のソフトで][Studio One 2プロジェクトファイル作成時]と4回の0dbを超えていないか(クリッピングのチェック)をしたことになりますので安心する事にします。
7.1.イメージデーターとしてファイルに書き出す
この段階でプロジェクトさえ保存しておけばStudio Oneから直接CDを焼けるのですが、別のライティングソフトを使うのであればイメージデーターとして書き出します。ファイルメニューの[プロジェクト]→[イメージを作成]を選択します。
フォーマットの部分でデフォルトがMP3ですのでWAVなどの無圧縮を選択します。
解像度は[16bit]、サンプルレートは[44.1KHz]、エフェクトなどこの段階で音質をいじる方は[リアルタイムプロセッシング]にチェックも用意されていますが、いじらない場合はStudio Oneソフト内で処理で音が直接、機器を巡ることはありませんので[リアルタイムプロセッシング]にチェックしなくても良いと思います。.WAVで書き出すと.CUEファイルも一緒にできあがります。なぜ音楽CDはISO形式では無いのかは知りません。
無音部分などもまとめた1つのWAVファイルとその中身を記述したCUEファイルが昔から一般的なのでそういうものだとしています。
このCUEファイルをオーディオプレイヤーで開くとこのようにちゃんと曲ごとに別れます。もちろん仮想ドライブソフトで読み込むとこのように音楽CDとして認識されます。

7.2.音楽CDをCDライティングする
ファイルメニューの[プロジェクト]→[オーディオCDを書き込み]を選択すると、ドライブの選択や、[一時イメージファイルを使用]を選択ができます。書き込み速度はディスクやドライブによって表示が変わるみたいです。ちなみに現在はDDP形式などでファイルとして扱いますので無関係ですが、マスターCDを作成していた時期でもCD-Rドライブ自体が等倍速で書けるものもほとんど無く、また古い機種で等倍速で書き込むよりもドライブの性能と品質の面で優れているということで4倍速の書き込みが可能のドライブがよく使われていました。
現在でも存在するのかは分かりませんが、SCSIやUSB接続で4台のCD-Rドライブが入った箱へ分岐し(分岐は機器がやるのでパソコンからは1台のCD-Rドライブとして認識)一度に4枚焼けるCD-R箱もありました。できあがれば、あとはCANON、EPSONなどのプリンターなら標準でCDラベル印刷もできますので綺麗に仕上げましょう。
7.3.DDP出力し、チェックする
ファイルメニューの[プロジェクト]→[DDPイメージを作成]をクリックすると“DDPイメージを作成しますか?”というダイアログが出ますので[はい]を選択すれば、“○○(プロジェクト名) DDP”というフォルダが作られ、中にDDPイメージ一式ができあがります。DDPイメージはそのままプレス工場へ渡せるデーターファイルですので、フォルダごとzip圧縮してサーバーへアップロードしたりデーターとしてDVD-RやCD-Rに書き込んだりして工場が指定する方法で渡します。

ちなみに、DDPデーターのチェックですが、その編集ソフトは高価なのですが、チェックと再生だけでしたら、クリムゾンテクノロジー社(日本語:http://www.crimsontech.jp/jp/home.html)からDDP TOOLS(http://www.crimsontech.jp/jp/ddp/index.html)というソフトウェアの無償版が提供されています。

もちろん無償版の使用において、DDPファイルの整合性の可否についてクリムゾンテクノロジー社が何らかの責務を追うことはありませんが、DDP TOOLSで作成したDDPファイルを読み込めてエラー表示もなく再生できればデーターとしては大丈夫かと思います。
もっと技術的な知識や確認事項必要かなと思っていた音楽CDの作成ですが、Studio One 2では楽曲制作やミックスなどと同じ感覚で楽曲データーを並べてチョイチョイとやって、あとの難しいことはソフトがやってくれるというお手軽な事になっていました。
ちなみにStudio One(前バージョン)にて同梱されていた日本語マニュアルですがVersion 2用も引き続きMI7社(http://www.mi7.co.jp/)が準備しているようです。
Studio Oneで始めよう 6回目 TIPSや気づいたことなど [Studio One]
Studio Oneで始めよう 6回目 TIPSや気づいたことなど
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さすがに過去の資産(互換性)を持たない最初から64bitネイティブを前提として開発されたソフトウェアですのでOSにまで及ぶ重大なバグは見受けられませんが、使う人によって環境は千差万別というこで、ユーザーサポートに寄せられる“他会社製”のプラグインエフェクターやソフトシンセなどに対するエラーやバグ報告も声が多い順に対応しているみたいで、現在は2~3ヶ月に一度バージョンアップをリリースしています。

ウチの環境はWindows XP Professional(32bit)にintel Core2Quad 9650、intel P45 ICH10Rと過渡期なパソコンですがDAW / DTMの伝統(笑)で、“こなれたシステムが一番”ということでWindows 8リリース&対応までは64bit化は“待ち”状態です。
そういう環境で発売直後から3ヶ月ほどStudio One 2を使ってみて2011年12月時点でのTIPSやら気づいたことやらです。
ちなみにStudio One(前バージョン)にて同梱されていた日本語マニュアルですがVersion 2用も引き続きMI7社(http://www.mi7.co.jp/)が準備しているようです。
このStudio Oneはローカライズ(各国語版)において国別代理店の役割が単なる販売代理店ではなく、ユーザーからの“機能追加”や“使い勝手”などのフィードバックや各国語版制作において密接に制作協力をしているようです。
日本語マニュアル配布などの際にはアナウンスがあると思いますが、MI7のStudio One特設ページは以下URLです。
http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone.php
- インストゥルメンタルトラックをバウンスしてオーディオ化すると、オーディオデバイスとの接続が解除されたり、アプリケーションの動作が不安定になる
- MIDIテンポ情報を利用するディレイやリバーブエフェクターまたはソフトウェアシンセサイザーを使用していると再生・停止動作の後、再び再生・停止動作をさせようとするとアプリケーションの動作が不安定になる
- オートメーションを編集ウィンドウでも見やすく配置したい
- ファイル書き出しやサウンド出力のオーディオディザリングを無効にしたい
- モノラル分割したい
- 外部バスを使う(特殊)
- VST3への対応状況
- 番外的な注意事項(Windows XP 32bit)
1. インストゥルメンタルトラックをバウンスしてオーディオ化すると、オーディオデバイスとの接続が解除されたり、アプリケーションの動作が不安定になる
1. 対策
Studio Oneは各種設定基準がMac Book Proなどの高速めなノートのようで、デスクトップなら更に高速なCPUもしくはマルチコアCPUを使用していたり、SSDやRAIDドライブ等の高速なストレージを使うと、オーディオエンジンが“待ち状態”になることがあります。Studio One > オプション > 詳細 > オーディオの項目にて、
Ⅰ. [ バッファなしオーディオファイルアクセスを使用 ]にチェック
それでも改善されなければ(パソコンやOSによりけりで組み合わせも異なると思われます)、
Ⅱ. [ 別のスレッドでオーディオを処理(より安全だが高レーテンシー)]のチェックを外す。
にて症状が改善される場合があります。
Ⅱ-2.私の環境ではWindows 8 x64+Studio One 2 32bitの組み合わせでチェック無し、Windows XP SP3+Studio One 2の組み合わせでチェック有り状態が調子が良かったです。マニュアルではチェック無し状態を強く推奨しています。
※ノートパソコンなどCPU、ストレージが脆弱な場合は逆を試してみてください。

2. MIDIテンポ情報を利用するディレイやリバーブエフェクターまたはソフトウェアシンセサイザーを使用していると再生・停止動作の後、再び再生・停止動作をさせようとするとアプリケーションの動作が不安定になる。
2. 対策
再生停止後もエフェクターソフトやソフトウェアシンセサイザーでは“リリース部分”を再生するエンジンを利用しているものがあります。
Studio One > オプション > 詳細 > オーディオの項目にて、
[ オーディオデバイスをバックグラウンドで解除のチェックを外す ]
にて症状が改善される場合があります。

3. オートメーションを編集ウィンドウでも見やすく配置したい
3. 方法
デフォルト状態ではその他バスへのエフェクト量やソフトシンセのフィルター可変、基本的なボリュームフェーダーなどがタブで呼び出す方式で見にくいので、ミキサーウィンドウのトラックの下の[ パラメーターを追加/削除 ]
で“オートメーション”ウィンドウを呼び出してボリューム(デフォルト)などを削除します。
左側の[ + ]ボタンをクリックすると新規トラック(画像ではトラック25)が作られ、それに各種オートメーションを割り当てる事ができます。画像ではやっていませんが通常トラックと同じくリネーム等の操作もできます。もちろん新規トラックはいくつでも増やせます。


4. ファイル書き出しやサウンド出力のオーディオディザリングを無効にしたい
2. 方法
Studio One > オプション > 詳細 > オーディオの項目にて、
[ ディザリングをオーディオデバイスとオーディオファイルのエクスポートに使用 ]
のチェックを外します。

5. モノラル分割したい。
5. 方法
現在のバージョンではトラック上で音素材ファイルを右クリックで選択してもコンテキストメニューにはモノラルファイルへの分割がありません。Studio One 2の一番右下のファイルからウィンドウを表示させ、該当ファイルを右クリックすることで【モノラルへ分割】ができます。
ちなみにモノラルトラックは【トラックメニュー】からも作成できますし、空のステレオトラックにモノラルファイルだけをドラック&ドロップするとモノラルトラックになります。
※現在のところL-Rチャンネルの分割のみでモノラルファイルへの結合は搭載されていません。
6. 外部バスを使う(特殊)
6. 方法
上位のProfessionalバージョンにはその他DAWソフトでも見られる外部バスIN-OUTプラグインの“Pipeline”がバンドルされています。

これはこれで他のプラグインと同様にレイテンシー補正とか自動でやってくれるので便利なのですが、現在のバージョンでは0dbを超えるとクリップします。
もちろん0dbを超えないように入力を抑えるのは常識ですが、オーディオIFにはマイクプリ搭載でオーバーヘッドを持ちその領域でのマイクプリならではの挙動やオーバーレベルでのDAWへの入力を可能にしたものも多いです。加えてアウトボードの遅延はほぼ皆無(2ms以下と言われています)ですので、一旦、バスから外部出力して通常のオーディオトラックを外部入力用にしてモニタースイッチをONにすることで初期に設定した32bit FLOTか64bitでのサウンド入力を可能とします。
ただし解像度自体はどちらにしてもオーディオIFの能力によって制限がかかります。
7. VST3への対応状況
7. 状況
Stuido One 2では文句なしにプラグインはVST3が安定して動作します。
OFF時や無信号時の負荷軽減、サイドチェインの仕様的対応による負荷の低さなどのVST3からの新仕様に完全に対応しています。またVST2.xとの混在も問題ありません。
8. 番外的な注意事項(Windows XP 32bit)
8. 状況
私の環境では2011/12現在にてリリースされているStudio One 2最新版は2.03なのですが、どうにもメモリーを酷使するリバーブやサンプルプレイヤーでフリーズすることが見られます。
Windows XP Professional(32bit)の場合でしたら2.02の方が安定しているようです。
2~3ヶ月に一度ペースでバグフィックス版がリリースされていますので2.04を待ちたいと思います。
その他のソフトのインストールなどでついてくるMicrosoft Visual C++ 2005ランタイムですが、これは“そのソフト”の開発時に使われたものを同梱している場合がほとんどで、インストールの際に最新版をMicrosoft社からダウンロードする仕様ではありません。
その他ソフトをインストールする際にMicrosoft Visual C++ 2005ランタイムインストールがあり、その後、Studio One 2の挙動がおかしくなったりした場合は、できれば、システムの復元で元に戻して、再度インストールの際にランタイムインストールが始まったら別ウィンドウですのでキャンセルしてみてください。
ランタイム自体はWindows Updateで最新版が自動的にインストールされていますので何もしなくてそのままでOKということです。
※VC++ 2008も稀に同症状を起こす事があります。
Studio Oneで始めよう 5回目 バンドル ソフトウェア シンセサイザー [Studio One]
Studio Oneで始めよう 5回目 バンドル ソフトウェア シンセサイザー
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オーディオ(WAVなどのトラックデーターからREX2ファイルなどのLOOP素材など)やMIDIファイルなどの“ファイル”に関しては、“即プレビュー(試聴)”とドラック アンド ドロップによるマウスオペレーションへの対応が強化されていて、キーボードショートカットでそれらの操作を行うよりも手早くファイル操作ができるように考えられている作りとなっています。
さて、バンドルされるプラグイン エフェクターは前回までにいくつか紹介しましたので、今回は音を出すインストゥルメンツ=ソフトウェア シンセサイザー(ソフトシンセ)はどのようなものがバンドルされているのかを見てみます。
・・・すると、
あれ?的な少なく感じる4つです。
そして、ユーザーアカウントを作成後にダウンロードできるソフトシンセ用の“音ネタ”と“サンプルライブラリー”の内訳は、

PCMプレイバックシンセとPCMプレイバックドラムシンセ用に14個で合計11.3GB
ループ用とドラムサウンドがセットになったサウンドセットが3個で合計4.83GB
Komplete Elements for Windows(または for Mac)が2.99GB
http://www.native-instruments.com/#/jp/products/producer/komplete-8-elements/ ※現在Native Instrumentsサイトでは最新のバージョン8の情報となっています。Studio One 2にバンドルされているもの(Version 7.00)とは異なるセット内容や追加された物があります。
Komplete Elementsを除いたPreSonusが用意したバンドルライブラリーは17種・16GB超となっています。
これらのライブラリーを利用できるのが以下の3つのバンドルされているソフトシンセです。
IMPACT・・・パッドキーによるリズム音源の演奏に適したソフトシンセ
Presence・・・いわゆるPCMシンセ
SampleOne・・・よりサンプラーに近いループ素材なども読み込めるソフトシンセ
残されたもう一つのソフトシンセは、
mojito・・・1オシレーターのアナログモデリングシンセ
となっています。
Komplete Elementsの説明はNIサイトで見てもらうとしてPreSonusがStudio One 2にバンドルしたソフトシンセを触ってみました。
Presence
メーカーサイト詳細(英文):http://studioone.presonus.com/portfolio/presence/

有名なVengeance-SoundやNine Volt Audioなどの社外ライブラリーもバンドルされていますのでライブラリーを適当に変えながら弾いてみても偏った“音質的な雰囲気”は感じられません。
アコースティックからエレクトロ、ハウスなど様々なジャンルの音がライブラリーに収録されています。
生ピアノとエレピとオルガンは別途用意された大容量サンプルというのも普段は“何でもピアノで始める”私にとっては嬉しいかぎりです。Studio Oneバンドルの専用ピアノサンプルはこんな感じの音です。
比較用で用意したのは、ほぼその単体音色で同容量(130MBくらい)のKONTAKT 5 NEW YORK CONCERT GRAND(別売りライブラリー)はこんな感じです。※全サンプルにはIRリバーブのコンサートホールを同じ量だけ薄くかけています。
※このページのSoundCloudの試聴音源は16bit/44.1KHz/WAVです。
ピアノに関しては私自身がアップライトピアノでピアノを覚えたのでステレオ感がやや狭く木の反響音が多目の篭った感じの音が好きなので、どちらが良いとも言えませんがサスティンペダルにも反応するしステレオサンプリングということで曲によりけりのお好みでと言ったところでしょうか。
Presenceはフィルター・アンプ・エフェクトが手軽に変更できる“今どき”のPCMシンセ仕様ですので“イメージに近い音”を見つけたらチョイチョイと調整できるのも扱いやすいです。
IMPACT
メーカーサイト詳細(英文):http://studioone.presonus.com/portfolio/impact/

AKAI MPCシリーズなどでよく見られるインターフェイスに膨大なライブラリーとプリセットからサウンドを選んでリズムセットを鳴らすことができます。
こちらもAcoustic Drum KitsとElectronic Kitsや社外のUeberschall Impact Drumsなど別途用意された1.7GB強のライブラリー+αのサウンドが用意されています。
生ドラム的なユーザーインターフェイスではなくこういうリズムマシン的なデザインにしたのはバージョン1では EZ Drummer Lite、バージョン2からはKomplete Elementsなどがバンドルされその手のモノは素直に実績があるモノをバンドルしていこうという姿勢のようです。
ただし、見た目はリズムマシン風ですがライブラリーにはかなりの量のアコースティックドラムサウンドが収録されていますので、これもPresenceと同じくジャンル選ばずで多彩な音楽に対応できます。
SampleOne
メーカーサイト詳細(英文):http://studioone.presonus.com/portfolio/sampleone/

ループ素材をドラックアンドドロップでメインウィンドウに放り込むとREXファイルのスライスとMIDIテンポシンクにも対応しています。
こちらもフィルター・アンプセクションがシンセサイズできさらにグライドさせることができたりして使い方によっては面白いサンプルループマシンとなります。
mojito
メーカーサイト詳細(英文):http://studioone.presonus.com/portfolio/mojito/

1VCO + 1VCF + 1VCA + 1LFOとシンプルな構成でフィルター部に“Drive”があるのでTB-303的のようでもあり、どちらかというとSH-101的なモノシンセです。
その他3つのシンセと膨大なサンプルライブラリーから、Studio Oneの方向性として昨今の最新ハードシンセに見られる大容量PCMに最新技術を駆使したフィルターとアンプとエフェクターでPCMながらもアナログから生楽器まで幅広くフォローするPCM+αなシンセサイザーを主体とするのは“音探し”や“品質”でメリットは多いしそれはそれで良いと思ったのですが、
なぜ?的なmojitoです。
最近は鋸波や短形波というシンセサイザーの根本的なところまでPCM波形を使用し、優れたフィルターとアンプなどの搭載でそれを感じさせないままVA(ヴァーチャルアナログ)音源と銘打ったハードシンセも多く見られます。
それはそれで“VA”自体にどこまでをシミュレーションするのかなどの定義は元々ありませんので出てくる音がそうであればイイのだろうとか個人的にはどうこう感想を持っていないのですが、このポツンと“孤高”を謳うかのようにバンドルされたmojitoはいまだに不思議です(笑)
音はイイです。フィルターの切れ方も好きです。
でも、オシレーター数に関しては“大は小を兼ねる”ですのでどうせなら3VCOくらいにしてリアルタイムでの音色変化とアナログシンセならではの音色を楽しめるものにしてほしかったなぁとか思いつつ、1VCOでモノラルなmojitoを弾きながら“コレはコレでありかな?”と思ったりもします。
Studio Oneで始めよう 4回目 豊富なバンドルソフト [Studio One]
Studio Oneで始めよう 4回目 豊富なバンドルソフト
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Studio Oneは他社ソフトよりも10~30%以上価格を低く設定されているのは導入しやすさをアピールするためだと思います。ですが、広い砂漠にポツンと置き去りにされても困るわけで、やはりある程度の“即使える”便利な物は付属している方が、ネットでのチュートリアルなどを見ながらの操作慣れもスムーズです。
とか、思っていたら、Studio Oneはとりあえず本体をインストールしてメーカーサイトでアクティベーションすることによって約20GBの豊富なバンドルソフトをダウンロードできるようになっています。それらのインストーラもStudio One用にカスタマイズされていて、ダブルクリックでインストールすれば自動でStudio Oneに組み込みまでしてくれます。

20GBの大半は“ソフトサンプラー用の音源・ループ素材集”ですが、Melodyne EssentialやKomplete Elementsなどの他社製ソフトシンセなども用意されています。私自身がそうですが音楽製作用のパソコンはネットに接続されていません。ですが、以前だったらうんざりした20GBのダウンロードやUSBメモリーに入れて制作パソコンに移すのも、そう時間がかかるものでは無いと思われます。
素材集は今時の売れ線なメーカー製品をバンドルしたものが多く、Ueberschall Impact DrumsやVengeance-SoundやNine Volt Audio Guitarsなど人気が高いデベロッパーの単体・ループサウンド集を、ジャンルで被ることなく多彩な楽曲に対応できるように用意されています。
これらが個人の必要に応じて自由に追加インストールできる仕組みは、「ドラム音源と言えば僕はコレしか使わない!」「ウチはサンプルプレーヤーはコレなのよ」などなど自分の環境構築が進んでいる人にも嬉しい仕様です。
Pro Toolsと同じように、オーディオ・トラックには他社製品にてたまに見られるどうやってもアンインストールできない組み込み済みのトラックEQやトラックコンプもありません。私の場合はほぼ全チャンネルSSL Duende(PCIe) Channel StripでEQとコンプは決めていき、不足分、個性が欲しい分に違うエフェクタープラグインを追加で挿していきますので、PreSonus Studio Oneを最初に触ったときに“これならやっている事に大した違いもないしスムーズに移行できそうだな”と実感しました。
前バージョンでも自社製基本バンドルエフェクタープラグインの評判はなかなか良かったのですが、基本的にはクリーンだけど少しアナログ系なエフェクターが揃っています。バージョン2からはIRリバーブも追加されたり、各々もバージョン2に併せた“VST3準拠”に改良されており細かなところで高音質化と更なる動作の軽量化(ON/FFO時の負荷軽減はVST3の仕様です)がなされています。

個人的にはEQとコンプとリバーブのいわゆる基本エフェクターはオススメで、内部精度やオーバーサンプリング具合は明記されていませんが、独自アルゴリズムを使ったクリーンだけどアナログ機器的なマイルドな味付けとなっていてどんな楽曲でも使いやすいと思います。
使いやすそうなリアルタイムスペクトラムアナライザー搭載Pro EQを使用している様子が見れます。
クリア~アナログと使い勝手が良さそうなLimiterとCompressor、TriCompに併せてマルチバンドコンプであるMultiband Dynamicsを使用している様子が見れます。
こちらはマスタリング時に便利な多彩なアナライザー系プラグインとリバーブを使用している様子が見れます。
もし、PreSonus Studio One 2が初めてのDAW / DTMソフトウェアなら、内蔵エフェクターだけで十分に高品質なサウンドに仕上げる事ができそうだと思えます。そうでない移行組の人にもスタジオ互換という意味で“単独ソフトウェアのバンドルエフェクター”は使わないというのも理解できますが、本体だけでDDP出力まで出来てCDプレス用のデーターまで書き出せるStudio Oneはその名のとおり“一つのスタジオ”ですので、十分に満足してもらえそうなエフェクターが揃っています。
Studio One 2のバージョンごとの機能の違いや、バンドルソフトウェア、搭載プラグインエフェクター、搭載ソフトウェアシンセサイザーなどの違いと、それらプラグインの個別詳細は下記PreSonusサイトで確認することができます。
http://studioone.presonus.com/what-are-the-versions/
Studio Oneで始めよう 3回目 MIDI編集機能の大幅な追加 [Studio One]
Studio Oneで始めよう 3回目 MIDI編集機能の大幅な追加
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実装されていない現在では当たり前の機能も多く、不便さを感じる事もしばしば有ったのですが、Studio One バージョン2になってソフトウェアシンセサイザー(VSTiなど)との連携やMIDIエディタウィンドウの視覚的な操作感の改善と追加などで、とりあえず昨今のDAWホストに搭載されているMIDI関連機能はほぼ全て実装されたようです。
下のムービーはソフトシンセやエフェクトでも同様ですがオートメーションを使用する様子のムービーです。
これらの使い勝手は他のソフトに比べて便利なときもあれば機能実行のための手間が多かったりですが“メーカー間の使い勝手の違い”と思えば済むような部分でもあり、今後、ユーザーからのフィードバックなどで改善されていくようです。
インストゥルメンタルトラック(MIDIトラック)をダブルクリックするとまず出てくるのがMIDI編集ウィンドウですが、これはミキサーウィンドウと同じくフローティングウィンドウでサイズや大きさを自由に変更できます。

ウィンドウでの編集などの使い勝手は大幅にMIDI機能が強化されたPro Tools 8以降のMIDI編集機能に近く、そちらで慣れている人には違和感無く使えます。
ベロシティなどのいわゆる7bit(128ステップ)での数値に慣れていると最初に違和感を感じてしまう0~100.00%(数値入力単位は100.0)ですが、これらはソフトシンセなどの128ステップより高い解像度を持つパラメーター設定値に対応することにシフトしたためと思われ、慣れてしまえばこれも逆にフィルター操作などでの音の変化のの解像度の高さに便利に感じます。ほとんどの作業をマウスのドラッグ&ドロップで行うわけですが右クリックなどでの数値入力もそれぞれで可能です。
大幅に強化+機能追加されたのがクオンタイズでシャッフルからグルーブクオンタイズ、そしてそれらをどういうふうに適用するかを細かく設定できるようになり、このあたりはMIDI編集に強いと呼ばれる他のソフトと同じ事ができるようになりました。グルーブクオンタイズは、オーディオトラックで気に入ったグルーブを出す部分を解析し、それをMIDIトラックやオーディオトラックなどに反映させます。MIDIならデーターの修正、オーディオだと解析して“音位置”をずらしてくれます。 その調整度合いも細かく設定できます。

Studio One 2は個人的に思うのは、“後出しジャンケンソフト”で、もちろん開発陣の能力の高さは広く知られているとおりですが、今まで他の多くのDAW / DTMソフトが約10年、MIDIシーケンサー時代からすれば約15年の進化してきた機能や操作感の、良いところは積極的に取り入れ過去からの互換性からくるソフトウェアコード自体の“重さ”からは開放するというように柔軟な思想で作られていますので、今後も“Version 3のときに”とは言わずにVersion 1のときもやってきたようにリアルタイムで進化していくと思われます。

ちなみに私はSONARとPro ToolsでDAW / DTMソフトの操作に慣れてきた人間ですので比較的容易にStudio Oneを操作する事ができました。それ以外の方はそれなりに違和感も感じる事もあると思います。
当たり前の事ですが、ユーザー登録すればフォーラムやEメールで“意見を”伝える事ができます。Studio Oneが他のソフトハウスと違うと感じるのは現在の代理店(MI7:http://www.mi7.co.jp/)が日本語化や使い勝手やバグなどを連携してPresonusと密にStudio Oneの開発に協力しています(これは各国語版それぞれの国でも同様です)ので、英語が苦手でも日本語で意見を伝える事ができるのも良い感じです。
次回は、Version 1(無印)ではアナログライクなエフェクトが多かったバンドルが強化されてクリーン系も充実しましたのでそれらを書いてみたいと思います。
Studio Oneで始めよう 2回目 強化されたオーディオ編集機能 [Studio One]
Studio Oneで始めよう 2回目 強化されたオーディオ編集機能
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Studio One 2の基本的な概念として、最初に選択したプロジェクトの演算ビット数に合わせてバウンスや録音が行われることになります。
オーディオファイルの読み込み自体は制作慣れされてる方なら24bit/44.1KHz~などのWAVファイルが中心となると思いますが、その他の16bit WAVをやmp3など多々なオーディオファイルでのトラック配置に対応しています。つまり、内部エンジンでの"音素材"のエフェクターやボリュームフェーダー、バスへの送りなどの音声処理機能を32bit FLOTもしくは64bitの処理方法で行う事を選択でき、トラックで扱える音素材のフォーマットは多大な音ファイルに対応しているということです。
そんなStudio One 2の柔軟で軽快な処理エンジンにより実現できた、追加されたり強化された機能をいくつか紹介してみようと思います。
まずは、オーディオトラックの始まりと終わりで多用するフェード機能ですが、PreSonus Studio One 2ではリアルタイムフェードを搭載しています。
このフェード処理ですが、1曲の中に膨大に使用するためにその負荷はまさしく"塵も積もれば山となる"で結構な負荷となるために、フェード処理したトラックを書き出してそれをつなげるという方法をとっているDAWソフトも多い中、Studio One 2はその軽快動作の特性を生かしフェードは全てリアルタイム処理となっています。
フェードカーブもマウス操作で簡単にできるように工夫されており、指数・対数カーブと呼ばれる湾曲したカーブも簡単に描け、リアルタイム処理ですので個別にどんなカーブでも設定できます。Studio One 2の目玉機能としてCelemony's Melodyne(Studio One ProfessionalにMelodyne Essentialがバンドル)との連携があります。 ですが、個人的にピッチ補正プラグインは利用することが滅多にないため、興味がある方は下記公式ムービーを見てみてください。
ハモリなども視覚的+マウスでドラッグ&ドロップ操作で手軽にできるようでStudio One 2とMelodyneがシームレスに機能を連携している様子が見れます。
そして、パソコンが1年ごとに強化され確かに年々軽快さを感じてはいるものの、やはり高負荷であり処理が重いのがVSTi(VSTインストゥルメンツ)=ソフトウェアシンセサイザーです。
Studio One 2ではMIDI+ソフトシンセの状態のままそれにエフェクトプラグインを差し込むことも可能なくらい軽快とも言えなくもないですが、ハードウェアシンセサイザーやボーカル、ギターなどを録音することもありますし、ソフトシンセの中には最近の目覚しい技術の熟成によって"よりアナログフィールに"などと毎回"音"が微妙に変化するものの多くあります。
そういうわけで、やはり制作作業が進みミックス作業に移行するにつれ、MIDIインストゥルメントトラックはオーディオ化して扱う方がStudio One 2でも安定度は増すのでそうするのですが、このV2からはフリーズ機能に近い個別トラックのバウンス機能があります。

これはCPUパワー全開でそのMIDI+ソフトシンセをオーディオ化します。前述どおり、処理は32bit FLOTか64bitで行われ生成されるファイルもそれらのフォーマットでの事前に設定した周波数での生成となります。
この処理を行った後はインストゥルメントトラックとそれに含まれるソフトシンセは自動でOFFされます。
5分程度の32bit FLOT/44.1KHzのステレオ(2ch)トラックであれば5~10秒程度でサクッと処理してくれますので、制作作業全体の中で一番時間がかかる、MIDI+ソフトシンセトラックのオーディオ化の作業時間が圧倒的に短く済むようになりました。まだまだ追加+強化されたオーディオ編集機能は多いので次回以降また紹介したいと思います。
マスタリング機能の強化とDDP出力も市販CDフォーマット(RED BOOK)が生成できる便利な機能ですが、私がその辺りは最終的には専門家に任せる人なので、なんとなく「ふ~ん」で見れるのが以下の公式ムービーです。
趣味なフェスタやコミケで自分のCDを発売したい人には、今まではDDP出力できるソフトウェアが限られていたため、Studio One 2にそれが統合されているということは大変便利だと思います。
Studio Oneで始めよう 1回目 Version2リリース [Studio One]
Studio Oneで始めよう 1回目 Version2リリース
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その選択肢としては豊富なDAWソフトウェアの世界に、全く新しい開発チームによって作られ2009年度から発売開始となったのがPreSonus Studio Oneです。
PreSonus自体はスタジオレコーディング機器からそれらの技術をフィードバックしたコンシューマ機まで幅広く自社設計~販売までする会社です。
1980~2000年くらいまではスタジオ向けのマイクプリ高級機の部類で名が浸透し、2000年以降の自宅DTM時代の幕開けからはコンシューマ向けの低価格機器路線も開始しました。
今回のStudio One 2の前バージョンStudio Oneを発売するまでは、個人的な感想として、それといった記憶に残るようなオーディオインターフェイスをリリースすることも無かったと思いますが、2008年ごろからはStudio Oneのリリースに合わせた感じで従来の高品質なマイクプリ搭載を軸とした"良質かつ適正価格"なハードウェアをリリースする昔ながらのPreSonusの方針にシフトしたようです。
2009年に発売されたStudio One(無印=V1)から現在のStudio One 2へとバージョンアップしましたが基本設計は謳い文句どおり、
- 全く新しい設計による各OSに最適化されたコードでの軽快な動作
16bit OS時代からの他のソフトと違い、ネイティブな64bit環境対応を中心とした開発に併せて32bit版もリリースしており、多くのDAWソフトの16bit版→32bit版→64bit版への旧来資産に囚われた互換性開発と違って64bit版のOSと昨今のパソコン能力を最大限に活用したソフトウェアとなっています。
ですがウチの環境はハードウェアや外部DSPの互換性維持のため32bit版のWindowsです。それでもこのStudio One 2はインストーラ自体(本体のみ必要環境)が50MB以下と圧倒的に"軽く"描画から実行エンジンまで多々を独自開発してあるために32bit版でも軽快に動作します。

V1(無印)のときはまだまだ実装されていない機能が多く、音質的な高評価(64bit/32bitFLOTエンジン192KHz対応)に洗練された標準搭載プラグインエフェクターがありながらも、"ワンクリックで出来ない事"をやるための手順が多かったために"次期Versionに期待"という声が多かったのですが、それら多くのユーザーの声を反映してV1から2年後の2011年秋に念願のStudio One 2がリリースされました。

早速、使っているのですが、とにかくV1に比べてMIDI編集機能とオーディオ編集機能が大幅に強化されました。
Version 1の時点ではムービーも合わせた統合環境としてのオーディオ編集ソフトよりな"作り"でしたが、V2では他のDAWソフトウェアと同じ方向性の"音楽製作"を中心とした制作ソフトへと進化しています。

主だった更新された機能として、
- グルーブクオンタイズ、エディター画面での各MIDIのプロパティ値の編集機能などのMIDI編集機能の強化
- ミックスウィンドウ、編集ウィンドウでの制御関連の表示編集機能の強化
- CPUパワーを利用したフリーズ機能と同等の単独トラックのバウンス機能
- DDP書き出し対応などのマスタリング機能の強化
ただし、ここで注意ですが個人的な感想としてはDDP書き出し以外は"他のDAWで実装されている便利かつ効率的な機能が実装"されたに過ぎず、やれないことは無くなったのですがいくつかの項目で"ワンクリック手間が多い"部分もまだありますので、
"64bit/32bitFLOTエンジンによる24bit以上によるマルチトラックオーディオをプラグインエフェクターをふんだんに使って軽快に音楽製作をしたい。"
という部分で、現在利用しているDAW / DTMソフトウェアからの乗り換えや新規ユーザーがターゲットとなり、利用しているDAWが"ど安定"で"軽快"に動作しているのであれば、それらから"新世界"を求めてStudio One 2に乗り換えるかどうかはDEMO版もPreSonusの方で用意しているみたいですので試用してから判断すれば良いと思います。
次期Version 3あたりでは今回実装された機能を"もっと洗練された使い勝手"へと進化するでしょうし、各OSとハードも64bitネイティブ化と最適化が進みUSB3.0ハードウェアの充実が進むと予想されるその辺りが狙い目かもしれません。日本代理店のMI7(http://www.mi7.co.jp/)ではオーディオインターフェイスとのバンドルやアップグレードの優待、クロスグレードなどを独自に行っていますので興味がある方は下記リンクから移動してみてください。
- Studio One 2の詳細:
http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone.php - MI7オンラインストア(優待などはコチラのショップトップの方が表示されやすいです):
http://store.mi7.co.jp/

PreSonus Studio One 2ラインナップの主な機能比較
| Producer | Professional | |
| プロセス | 32bit FLOT | 32bit FLOT / 64bit |
| サンプリングレート | 192kHz | 192kHz |
| ASIO / CoreAudio | ○ | ○ |
| Audio MIDIトラック数 | 無制限 | 無制限 |
| バンドルプラグイン | 25種類 | 28種類 |
| VST(2-3) / AU / ReWire | × | ○ |
| 外部ハードウェアインサート | × | ○ |
| Red Book CD burning | × | ○ |





